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ラフを描くための基本形~球と楕円体の描き方~

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ラフを描くための基本形~球と楕円体の描き方~ 未分類
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《初心者~初級者向け》

絵を描くために最も重要なことはラフを描くことです。

ラフはあらゆるものを描く時の土台となるものです。

模写も絵の練習としては効果的なものですが、やみくもに線を真似して描いてるだけでは大きな効果は期待できません。

初心者の頃に身につけるべきことは、人や物をシンプルな形で見る習慣です。

人や物はその表面だけを見ると複雑に見えますが、その下には必ずシンプルな形状が隠れています。

そのシンプルな形状とは球や楕円体だえんたい、円柱、箱などです。

これらの基本的な形状が描けるようになれば、ラフから絵を描くことができるようになります。

今回はこれらの基本形の中でも良く使う「球」と、その変形である「楕円体」の描き方について解説します。

 

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今回の記事の内容

今回の内容です。

  • 球の描き方
  • 楕円体の描き方
  • 球を使った人の頭部の描き方

ラフを描く基本形である「球」の描き方について解説します。

球はラフを描く時にとてもよく使う基本形のひとつです。

球は人の頭部や腰、関節などをラフで描く時に使います。

そして、もうひとつ球の変形である「楕円体だえんたい」の描き方についても解説します。

楕円体は球を上下、あるいは左右から押しつぶしたような形です。

この楕円体は少し変形させた「不定形な形状」としてラフに使います。

「球」や「楕円体」が描けるようになれば、人のラフが描ける日は間近です。

 

球の描き方

まずは「球」を描いてみましょう。

球を描く時は、円から描きはじめます。

sphere01

円はぐるぐると重ねて描いて形を整えておきましょう。

円が描けたら、これを「球」にしていきます。

描き方は簡単です。

円に補助線を描き加えることで円が球に見えるようにします。

まず、円を上下に2等分割する横線を描きます。

sphere02

これは地球で例えると、赤道にあたる線です。

sphere03

つづいて、縦方向の補助線を2本描きます。

sphere04

球の曲面を意識して描きましょう。

この2本の線は地球で例えると経線ということになります。

sphere05

これらの線は少し慣れないと描きづらいです。

曲線の曲がり具合がきつすぎたり、ゆるすぎると球に見えません。

sphere06
sphere07

描きにくければ、円の中心を通る直線をガイドとして描いてみましょう。

描くべき直線は、この直線と球の外縁となる曲線の間の曲がり具合の曲線です。

これは実際にボールのような球体を観察してみるとわかりやすいです。

sphere08

球面の上の補助線が真ん中に近づくにつれて直線に近くなっていくのがわかります。

今回描くべきは、この緑の線の位置くらいにある補助線です。

補助線を描き終わると球の完成です。

sphere04

円に補助線を描き加えることで球に見せているわけです。

補助線を用いて球を描くことは形を見る目を育て、デッサン力を上げる練習にも効果的です。

 

楕円体の描き方

「楕円体」は球が変形したもので、楕円の立体形です。

球を縦や横方向からつぶすと楕円体となります。

ボールを押してつぶすようなイメージです。

楕円体を描く時は球の描き方を応用します。

描きはじめる形は楕円です。

この楕円に立体に見えるように補助線を引いていく描き方は球と同じです。

楕円体の補助線は球よりも描くのが難しいです。

ある程度、球を描いて補助線を描き慣れてから挑戦してみるのがよいでしょう。

楕円体をラフに使う時には少し変形させて使うことが多いです。

「不定形な塊」ととらえて描くのがよいでしょう。

人体では人の胸部などはこれを使ってラフを描きます。

楕円体が問題なく描けるようになれば、かなり画力がついていると言えるでしょう。

 

球を使った人の頭部の描き方

球は人を描く時によく使います。

代表的なところでは頭部です。

球を使って頭部のラフをとっている例はよく見かけると思います。

ただ、頭部のラフは球から描くはじめるのですが、人の頭蓋骨はどちらかというと左右から押しつぶした楕円体に近い形状です。

楕円体の本体にあごの部分が付いて、頭蓋骨のラフを作る感じです。

 

要点まとめ

それでは、今回の要点まとめです。

  • ラフの基本形として球や楕円体を描く時は補助線の描き方が重要
  • 複雑な表面的な形からでなく、シンプルな形から描きはじめる

球や楕円体はラフを描く基本形となるものです。

ラフが描けるようになれば、色々なものを単純化してとらえることができるようになります。

まずはラフの基本形として「球」を描くところからはじめてみて下さい。

絵は似せて描くよりも、まずはその本質的な形をとらえることが何よりも大切です。。

 

それでは、また次回。

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