《超初心者~初心者向け》
今回はこれから絵を描きはじめようと思っている人向けの絵の練習方法について解説します。
絵は楽しく描くのが一番ですが、それでは独りよがりの練習方法になってしまい、結果的に上達まで時間がかかってしまう…ということがあります。
絵の練習を何から始めたらよいのか迷っている場合は、今回紹介する方法を取り入れてみて下さい。
絵はりんかく線を追うのではなく、ものの形を立体的にとらえて描くことがとても大切です。
今回紹介する練習方法は形状を立体的にとらえて、描くトレーニングになります。
初心者の内にものを立体的に描く基礎を作ることはとても大切です。
練習はあまり楽しくないものですが、好きな絵を描く前のウォーミングアップとして2~3分取り入れてみて下さい。
将来的にものを立体的に描く視点を養うことができると思います。
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今回の記事の内容
今回の内容です。
本当に初めて絵を描き始める、という人向けの練習方法です。
単純な形状から、立体的にものをとらえて描く方法について解説します。
絵の練習を何から始めたら良いか迷っている方は、まずはここから始めてみて下さい。
形を立体的に描くための目の力をやしなうことができると思います。
最初にやるべき絵の練習
絵を描きたいと思っても、初めて描く時には何から描いたらよいかわかりません。
人の顔や体を描くのは楽しいですが、初めて描く場合にはハードルが高すぎて、描いているうちに嫌になってしまうかもしれません。
初心者にとって模写は有効な練習方法ですが、ただ線を追うだけの描き方では、立体的にものをとらえて描けるようになるまでに時間がかかってしまいます。
これから絵を描き始めようという超初心者の人におすすめな絵の練習は単純な形を立体的に描くトレーニングです。
今回紹介する練習方法は、平面的な「円」から始めて「球」、「円柱」、不定形な形状である「塊」を描いていく方法です。
単純な形を描く練習は面白いものではありませんが、絵を描く基礎力を確実に育ててくれます。
何か好きな絵を描く前のトレーニングとして2~3分描くだけでも、絵を描く基礎力を大きく育ててくれると思います。
まずは「円」から
まず、最初に描くべき形は「円」です。
直径5cmから10cmくらいの大きさの円をいくつか描いてみましょう。
簡単に描けそうですが、初めて描く場合には意外とうまく描けないかも知れません。
曲線がガタガタしてしまったり、最後がうまくつなげられなかったり…。
しかし、最初はうまく描けなくても大丈夫です。
まだ、円を描く動きに手首が慣れていないだけです。
いくつか描いていると、手首がほぐれて円を描く動きに慣れてくると思います。
一気にたくさん描こうとせず、毎日継続して描いてみましょう。
2~3分程度、何か好きな絵を描く前に練習として描いてみて下さい。
円を描く練習は絵を描く前のウォーミングアップとしてもおすすめです。
「円」を「球」に変える
円がある程度描けるようになったら、それを立体的な「球」に変えてみましょう。
円は平面的なものですが、球を描く練習は立体をとらえる練習になります。
地球の緯線や経線のような線を円に通して、球にしてみましょう。
球は立体としては、一番基礎になる形状です。
陰影をつけて描いても良いですが、マンガやアニメの絵のベースとして使うのであれば、縦横の線を描いて球の立体感を表現できるようになった方が便利でしょう。
球は人の頭部など、色々なものの基礎となる形状です。
円から球へと形を変化させる練習は、ものを立体的に見る目の力も育ててくれます。
いきなり正確な球を描く必要はありません。
練習を続けて、徐々に描けるようになっていけばOKです。
少し難しい「円柱」
球が描けるようになったら、円に戻ります。
今度は平面的な円を「円柱」として描いていく練習です。
円柱も非常に描くことが多い形です。
人の腕や脚、コップやペンなど…円柱が基本的な形になっているものはたくさんあります。
そして、この円柱で奥行きが表現できるかどうかが、ものを立体的に描くひとつの重要なポイントでもあります。
厳密に言えば、円柱を描く場合も遠近法の知識が必要ですが、今回はそこは気にせず形をとらえることに集中しましょう。
色々使える「塊」
円柱を描いたら、最後に「塊」を描く練習をしてみましょう。
塊は球の変形でもあり、実際に絵を描く時に一番使用頻度が多い形でもあります。
人間の頭部や胴体部分をはじめ、野菜や果物といった自然物の多くは整った球体等でなく不定形な塊であることが多いです。
「塊」は絵を描く時のラフの基礎となる形状です。
色々な形の不定形な塊の形を補助線を使って表現してみましょう。
この不定形な塊を立体的に描けるようになれば、絵を描く力は初心者から脱したと言ってもよいでしょう。
形を組み合わせて描く練習
円、球、円柱、塊がある程度描けるようになったら、それらを組み合わせてものの形状をとらえる練習をしてみましょう。
身近にある立体的な形状のものなら何でも良いので、それらがどういった形の組み合わせでできているのか考えながら描いてみましょう。
立方体などの箱型の形状がある場合は不定形な塊としてとらえておきましょう。
※箱型の形状を正しくとらえるためには遠近法の知識が必要となります。
解説動画
今回の内容についてのYoutube動画は下記から▼。
要点まとめ
それでは、今回の要点まとめです。
今回は超基礎的な練習として、円、球、円柱、塊を描く練習について解説しました。
基礎的な形状としては、他に「箱」がありますが、箱を正しく描く場合、多くは遠近法に関する知識が必要となってしまい、かなり難易度が上がります。
まずは円、球、円柱、塊を描く練習からはじめてみて下さい。
なお、遠近法(1点透視)を使った箱の描き方は以下の記事で紹介しています。
【1点透視で箱を描く方法】
それでは、また次回。
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