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【超初心者向け】2つの形だけで絵は描ける!

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超初心者向け 2つの形だけで絵は描ける! 人体の描き方
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《レベル:超初心者向け》

今回は絵を描く時の超初歩的な内容についてです。

超初心者が、すごい絵師や漫画家、アニメーターの絵をいきなり模写もしゃしはじめるというのは良い練習方法とは言えません。

思うような絵が描けなくて絶望してしまうこともあるでしょう。

すごい絵師の絵には憧れるでしょうし、「自分もこんな絵が描きたい」と思うかも知れませんが、超初心者はそういった憧れはとりあえず脇に置いて単純な形を描くところからはじめましょう。

とりあえず2つの簡単な形が描くことができれば絵は描けるようになります。

今回はそんな内容です。

 

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今回の授業内容と難易度

では今回の内容です。

  • 「円」と「四角形」で絵を描く
  • ものの形を単純化たんじゅんかしてとらえる意識
  • ラフから絵を描く大切さについて

今回は超初心者向けです。

絵を一度も描いたことがないという人も安心して読んでみて下さい。

  • 難易度なんいど 1:★☆☆☆☆
  • 重要度じゅうようど 4:★★★★☆
  • 画力向上度がりょくこうじょうど 3:★★★☆☆

簡単な内容ですが、絵を描いていく上での重要度は高めです。

今回の記事で絵を描く初歩について知ってみて下さい。

絵を描くために必要な2つの形~円と四角形~

とりあえず絵を描くためには2つの形さえ描ければOKです。

それは「円」と「四角形」です。

さっそく絵を描いてみましょう。

よければ紙を用意して下さい。

本格的なクロッキー帳やスケッチブックは必要ありません。

チラシの裏や使いさしのノートなど白紙の部分がある紙なら何でも良いです。

スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスでももちろんOKです。

課題1-1:円を描く

紙は用意できたでしょうか。 まず「円」を描いてみましょう。多少ゆがんでいても大丈夫です。

円の描き方

描けたでしょうか。

これで世の中の半分くらいのものは描けるようになりました。

 

課題1-2:四角形を描く

次は「四角形」を描いてみましょう。

正方形でも長方形でも四角形であれば何でもOKです。

「四角形」は形の違うものをいくつか描いてみることにしましょう。

いろいろな四角形

これで世の中のもう半分くらいのものをあなたは描けるようになりました。

「円」と「四角形」を描くことができれば100%とは言わないまでも、世の中にある90%くらいのものはなんとか描けてしまいます。

信じられないという人のために「円」と「四角形」で人間を描いてみましょう。

「円」と「四角形」で人間を描く

「円」と「四角形」で人間を描きます。

まず大きめの「円」を2つ描き、その間にそれより少し小さめの「円」を1つ描きます。

この3つの「円」はタテにならべて描きます。

一緒に紙に描いてみようという人は、この3つの「円」は紙の真ん中より上に描いて下さい。

さらに一番上の「円」の上部にも少し余白をとっておいてもらうと良いでしょう。

まっすぐ描けるよう「ガイドライン(補助線)」も引いておくとよいでしょう。

円と四角で描く人間(胴体)

この3つの「円」が人間の胴体(胸と腹と腰)になります。

円と四角で描く人間(腕と脚)

串だんごのような3つの「円」が描けたら、一番下の「円」の下部から2つの長い「四角形」を描いてみましょう。

次に一番上の「円」の両はしにも1本ずつ長い「四角形」をつけてみましょう。

胴体に脚と腕がつきました。

脚と腕にそれぞれ「足(そく)」と「手」もつけてみましょう。

これも「円」と「四角形」で描けます。

円と四角で描く人間(足)

脚の2本の長方形の先に小さな長方形を取りつけてみます。

これが足の部分になります。

円と四角で描く人間(手)

「手」は腕となっている2つの長方形の先端に小さな「円」を描いてみて下さい。

これで腕に「手」がつきました。実に簡単です。

最後に頭を取りつけましょう。

円と四角で描く人間(頭)

3つ描いた「円」の上に少し小さめの「円」を描いてみましょう。

この「円」のサイズを大きくすれば頭の大きい人、小さくすれば小顔の人になります。

胴体に直接「頭」がついているのが気になる人は「首」を描いてみましょう。

「首」もとても簡単です。

頭の「円」と胴体(胸)の「円」の間を少し広げて、小さい「四角形」を描きくわえるだけです。

円と四角で描く人間(首を描く)

「首」ができました。

これで人間の体のできあがりです。

人間を「円」と「四角形」だけで描くことができました。

人間以外ももちろん描けます。

ビルや車、テーブル、イスなど日常見かけるほとんどのものは「円」と「四角形」から成り立っているのです。

四角と円で描くことができるいろいろなもの

大切なのは形を単純化してとらえること

さて、人間は描くことができましたが、おそらく上手い絵が描きたいという意識の高い人は「こんなものが描きたいわけじゃない」と思っている人が多いでしょう。

これは絵を描くための初歩の初歩です

しかし、この初歩を踏んでおくことが絵を描けるようになる手順としてとても大切です。

今、描いた人間は情報を大きく減らした単純な形で表現したものです。

世の中にあふれている多くのかわいいキャラクターやかっこいいキャラクターたちも単純化たんじゅんかをつきつめていくとこのような形になります。

逆に言えば素敵なキャラクターたちも「円」と「四角形」で描かれたような単純な人間の情報量じょうほうりょうを少しずつ増やしていっただけなのです。

絵を上手く描くためにはものの形を単純化してとらえることがとても大切です。プロとして絵を描いているマンガ家やアニメーター、イラストレーターなども、まずは自分の描くべき対象を単純化した形でとらえて描き出していきます。

これを「ラフ(下描き)」と言います。

ラフ(下描き)から絵を描く習慣をつける

実のところプロとして仕事をしている人は、この「ラフ」を描きながら描く対象の一番ベストと思われる見せ方を考えています。

「ラフ」を描くことで自分の頭の中にあるイメージを整理し、描くべき理想の形を紙やタブレットの画面の中に見つけ出すことができるようになるのです。

初心者の人も、絵を描く時はまず「ラフ」から絵を描く習慣をつけると良いでしょう。

「ラフ」をとることで描いている絵について、しっかりと考えることができ、失敗が減り、より良い結果を得ることができるようになるはずです。

要点まとめ

では、今回の授業の要点をまとめておきましょう。

  • 「円」と「四角形」だけでもほとんどのものが描ける
  • 複雑な形のものは単純化してとらえてみる
  • 「ラフ」から絵を描く習慣をつけてみる

今回の授業で取り組んだ「円」と「四角形」で描くことは初心者の人が単純化してものを見るトレーニングになります。

身の回りにある色々なものを「円」と「四角形」に単純化した「ラフ」で描いてみましょう。

ただ、「円」と「四角形」で描いているうちは平面的なものしか描けません。

世の中にあるものはすべて「厚み」を持っています。つまり立体的なのです。

次回の授業では今回の「円」と「四角形」を立体的に描く方法をとりあげます。

では、次回もお楽しみに。

 

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