《初級者~中級者向け》
いわゆる「かわいい顔」には、ある特徴があります。
その特徴さえおさえておけば、簡単に「かわいい顔」を描くことができるようになります。
今回の記事では、人間がある特徴を持った顔をなぜ「かわいい」と感じるのかという理由から、かわいい顔を描くために必要となる知識について解説していきます。
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今回の記事の内容
今回の内容です。
今回の記事を読むと、いわゆる「かわいい顔」の描き方がわかります。
特徴を確実におさえて、かわいい顔をかけるようになってみましょう。
かわいいと感じる顔の特徴
かわいい顔を描く時に一番重要なのは目や鼻といったパーツの配置です。
まず、かわいい顔の基本形は丸顔なので、丸であたりを取ります。
丸で頭のあたりを取ったら、それを4分割するタテヨコの補助線を引きます。

それができたら、横の補助線よりも下に目や鼻、口といったパーツのあたりを描いておきます。

これができたら、かわいい顔はもう8割以上描けたといってもよいくらい、この目鼻の配置が重要なポイントです。
なぜ「かわいい」と感じるのか?
なぜこういった顔の下半分に目鼻のパーツが集まった顔を、人間は「かわいい」と認識するのかということなのですが、これはおそらく子供の顔に近いパーツ配置であるという点が考えられます。
頭蓋骨が成長しきっていない子供の頭部は丸顔で頭の部分が大きく、顔にあたる部分が小さくなる比率になっています。
大人の頭蓋骨と子供の頭蓋骨
引用元:『新編 美術解剖図譜』東京芸術大学美術解剖学教室編 日本出版サービス 1975年 p.50
この子供の頭部の特徴は「かわいい顔」で一番重要な、顔の下半分に目鼻のパーツが集まった顔という特徴にあてはまります。
画像引用:pixabay
他にも子供の顔は丸顔で、耳も大きく頭部のやや下側に付くという特徴も持っています。
子孫の存在は人間にとって大切な存在です。
おそらく人の脳は、こういった子供の比率の顔を本能的に「かわいい」と感じて、守るべき対象と認識するようになっているのでしょう。
かわいい顔を描く時は、人間の本能的な部分に訴えるようなデザインが大切だということです。
かわいい顔を描く時に注意するポイント
要点まとめ
それでは、今回の要点をまとめておきます。
「見えない部分」は「描かなくていい部分」ということではありません。
それどころか、正確な絵を描こうと思うのであれば「見えない部分」こそしっかり描こうという意識がとても大切です。
見えないところも含めて形を正しくとらえようとする努力は、確実に画力を伸ばしてくれます。
そのためにも見えないところを含め、ラフで正しい形を取る癖をつけておきましょう。
それでは、また次回。
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